Beranda / 恋愛 / 奥様、その姿勢は反則です / 3話. 謝らなくていい

Share

3話. 謝らなくていい

Penulis: 6jay
last update Tanggal publikasi: 2026-09-24 23:24:56

怜司の大きな指が、右の肩甲骨のあたりに触れた。

厚いグローブ越しに伝わるのは、革の冷たさではない。しっかりした指の圧と、深く染みてくる男の体温だった。

「っ……」

抑えた声が、紗月の唇から漏れた。

触れられたところから電流が走ったように、背筋がこわばる。

結婚して6年。夫の雅人でさえ、ほとんど触れてこなかった体だった。

知らない男の大きな体がすぐ後ろにある。それだけで、肋骨を内側から打つほど心臓が騒いだ。

首筋と耳が赤くなる様子まで、鏡は映していた。

「肩の力を抜いてください。うまくやろうとして踏ん張らなくていいんです。今は、どこがつらいかを確認しています」

涼しい声が耳をかすめた。

指先が丸まった肩甲骨の内側を捉え、深く圧をかける。

「あ……!」

鋭い痛みに、紗月は肩をすくめてうつむいた。

息を吸うたび肋骨の内側がきつくなり、背中全体が焼けるようだった。

「すみません……私、体が硬すぎて」

反射的に謝っていた。

雅人と暮らすうち、体の奥まで染みついた習慣だった。

家事が少し遅れても、娘が風邪をひいても、夫の機嫌が悪くなっても。先に『ごめんなさい、私が悪かったわ』と言わなければ、家の中は収まらなかった。

怜司の手が、ぴたりと止まった。

鏡の中で、彼の眉が寄る。

「なぜ謝るんですか」

「え……?」

「痛いのは奥様でしょう。どうして私に謝るんですか」

後ろから一歩横へ移動し、鏡越しに紗月の目をまっすぐ見た。

厳しい目だった。その奥に、言い表せないような痛ましさがある。

「僧帽筋と菱形筋がこれほど硬くなり、胸椎が動かなくなっているのは、怠けていたからではありません」

鎖骨の下、大胸筋のあたりを、彼が指先でそっと押さえた。

凝り固まった筋肉に圧がかかり、重い痛みとともに息が詰まる。

「毎晩、お子さんを抱いてミルクを飲ませるために、肩を丸めていたんでしょう。休まず家事をして、周りの人の世話をして。その間、ご自身の呼吸は浅いままになっていた」

「……」

「机に長く向かう作業もされていましたか。いつから痛みが強くなったのか、知りたいんです」

「デザインの仕事をしていました。花音を寝かせてから、明け方まで。湿布を貼れば少し楽になったので……そのまま我慢していました」

あのころのことを口にすると、もう何でもない顔ではいられなかった。紗月は鏡から目をそらした。

夫は、子どもを産んだくらいで体形を保てなくなるなと責めた。

義母は、家で食べて遊んでいるだけなのに、そのざまは何だと見下した。

なぜ紗月が肩を縮めるようになったのか。どうして深く息を吐けないのか。

誰も、聞いてくれなかった。

それなのに、今日初めて会った男が、指先で傷ついた年月を読み取っている。

「奥様の体は、怠けて壊れたんじゃありません」

怜司の声が、いっそう低く、確かなものになった。

「長い間、重すぎるものを1人で背負って、耐えてきたんです」

耐えてきた。

壊れたのではない。壊れまいと、必死に踏ん張ってきた跡だった。

熱い塊が喉の奥まで込み上げた。

唇を噛み、目にたまる涙をこらえた。泣いたら、その場に座り込んでしまいそうだった。

怜司は何も言わず、数秒、視線を外してくれた。

触れてほしくないところに無遠慮に踏み込まない、プロとしての気遣いだった。

少しして、彼は再び紗月の後ろへ回った。

「まずは、謝る癖からやめましょう。痛ければ痛いと。つらければ、止めてほしいと言ってください」

大きな手が、腰と骨盤を包むように支えた。

確かな力に導かれ、傾いていた骨盤が体の中心へ戻される。

「っ、あ……!」

不意の接触に、呼吸が乱れた。

怜司の硬い胸が、肩の後ろに触れそうなほど近い。狭い隙間で、彼の熱い息と紗月のせわしない呼吸が重なった。

「息を止めないで。肋骨を広げて、お腹の奥まで息を入れてください」

耳元にささやくような声が落ちた。

手が腰をしっかり支え、丸まっていた背骨を、一つずつ起こしていく。

指先が触れるたび、冷たい緊張と熱が同時に広がった。

「1人で我慢することに慣れてしまったんですね。ここでは、先に痛いと言ってくださっていいんです」

彼の指がお腹の下と背骨沿いの筋肉を、ゆっくり押さえる。

「一度に全部直そうとしなくて結構です。今日は、どこに力が入っているかがわかれば、それでいい」

紗月はその手に導かれ、少しずつ胸を開き、鏡の中の自分を見た。

そこにいたのは、いつも小さく縮こまっている主婦ではなかった。

見知らぬ男の手に支えられながら、ゆっくり背筋を伸ばしている、1人の女だった。

鏡の中で怜司と目が合った。先にそらそうとすると、低い声がした。

「奥様。見るのは私ではなく、ご自分ですよ」

慌てて視線を移す。

自分の顔が、こんなにも赤くなっているとは知らなかった。

Lanjutkan membaca buku ini secara gratis
Pindai kode untuk mengunduh Aplikasi

Bab terbaru

  • 奥様、その姿勢は反則です   24話. 今度は、私が触れる番

    南青山、ルミナス本社の専用アトリエ。やわらかな白い照明の下、紗月が昼夜をかけて完成させた、最初のアクティブウェアの試作品が並んでいた。上質な機能性素材に、人の体に沿う着圧パターンを取り入れたテクニカルウェア。次は、腕を上げ、体を曲げたときに、服がどう動くかを確かめる番だった。紗月は、運動に慣れた怜司へ最初の着用を頼んでいた。ドアが開き、彼が静かに入ってきた。作業台の服を見ながら、袖をまくる。「お呼びですか、奥様」「ありがとうございます。初めての試作品なので、動いたときに引っ張られるところがないか、見ていただきたいんです。小さな違和感も、全部教えてください」濃いコバルトブルーのコンプレッショントップとパンツを渡した。怜司はうなずいて更衣室へ入り、ほどなく着替えて出てきた。くっきりした胸。逆三角形に広がる背中。余分な肉のない、引き締まった腰。計算した立体パターンが、その体と合わさり、見事な造形を見せていた。「着た感じはどうですか?」「胸を支えてくれますが、呼吸は楽です。腕を前へ伸ばしてみましょうか」紗月はすぐ側面を見た。座って描いた線が、実際に動いても残っている。夜通し直した甲斐があった。「背中の起立筋に沿うサポートラインを、2.5cmほど、もう少し詰めてみます」手首にピンクッションをつけ、後ろへ回った。手のひら一枚分ほどの距離になると、森の香りと体温が、急に鮮明になった。紗月の指が、広背筋と背骨沿いの筋肉を慎重にたどった。硬い皮膚の下にある、太い筋肉の流れが指先へ伝わる。触れた途端、彼の背中がわずかに緊張した。「っ……」腰の中心を押さえ、ピンを打った瞬間、低い息が耳をかすめた。「奥様……指が、冷たいですね」紗月はピンを持つ手を一度下ろした。「緊張すると、こうなるんです。少しだけ我慢し

  • 奥様、その姿勢は反則です   23話. もう一度、線を引く

    ルミナス1階の大理石のロビーに、怒鳴り声が響いた。「紗月! どこだ! 今すぐ出てこい!」裁判所から送達された離婚の訴状と、仮差押えの通知を握った雅人だった。いつも整っていたオーダースーツはしわだらけで、ネクタイは傾き、酒のにおいと狂気をまとっていた。社長の座を追われ、他人名義の口座も隠し財産も凍結されて、すっかり理性を失っていた。エレベーターから出た紗月を見つけるなり、獣のように飛びかかった。「お前、正気か! 俺に離婚を突きつけて、財産の70%に親権まで要求しやがって! 俺をこの業界から消すつもりか!」胸ぐらへ手を伸ばした、そのとき。怜司が素早く動き、2人の間へ広い肩を入れた。大きな手が雅人の手首を捉え、一気にひねり上げた。「ぐああっ……!」悲鳴を上げ、大理石へ膝をつく。「まず手を下ろしてください。続けるなら、警察へ引き渡します」怜司は声を荒らげなかった。腕を抜こうとするときだけ、手首を確かに押さえた。会員と社員が集まり、ざわめきが広がると、雅人は羞恥で震えながらわめいた。「こいつが愛人なんだろ! 夫の金でジムに通って、若い男と寝て、俺を追い出したんだ。この汚い女が!」身勝手な濡れ衣だった。紗月は怜司の後ろからゆっくり出て、夫を冷たく見下ろした。教わったとおりにお腹を支え、背筋を伸ばす。唇から、冷たい笑いがこぼれた。「ばかなことを言わないで。ホテルで白石沙耶とお金を逃がそうとしていたのは、あなたよ」携帯の写真を開いた。ホテルのテーブルに広げられた現金と、口座の資料だった。「言い訳は、ここじゃなく、取り調べでどうぞ。今日したことも、全部記録しておくから」雅人が青ざめた。唇を震わせるばかりで、反論できない。自分の罪の証拠の前で、虚勢が砂のように崩れていった。警備員が駆けつけ、両腕を押さえて外へ連れ出した。

  • 奥様、その姿勢は反則です   22話. 私の仕事で判断してください

    金曜の午前11時。南青山のルミナス本社、最上階の役員会議室。東京のビル群を見渡せる大きな窓のある部屋へ、紗月は怜司と入った。木のテーブルの上座には、グループを率いる神崎晃(かんざきあきら)が座っていた。元日本代表選手から、世界へ広がるフィットネス企業を築いた経営者だった。神崎は椅子を勧め、ポートフォリオを待った。紗月はバッグから資料を出しながら、テーブルの下で足の裏を均等に床へつけた。「奥様……いえ、デザイナーの橘紗月さんですね。桐生チーフが、ずいぶん熱心に褒めていましたよ」軽く微笑み、手で促した。「この秋に始めるプレミアム・アクティブウェアについて、用意してくださった案を拝見しましょう」紗月は革のファイルを開き、夜を徹して磨いた企画を大型画面へ映した。体の線を見せる正面図と、腕を伸ばし、腰を曲げたときの側面図が並んだ。動きに合わせて生地が引かれる場所、ゆとりの必要な場所が示してある。得意なコバルトブルーとモノトーンは、そのままだった。代わりに背中と脇の切り替えを変え、姿勢を変えたときの負担を減らしていた。「見せるために我慢する服は、作りたくありませんでした。運動中も肩を開き、楽に呼吸できるよう、パターンと素材を一緒に調整しています」生地を引き、戻す手を、神崎が見ていた。「美しくて、着心地もいい服を作るということですね。実際に着ても、この線は保てますか?」「サンプルで確かめます。絵のとおりに押し通さず、着た状態を見て直すつもりです」怜司と確認したメモを出した。わからないところには、印がついたままだった。医療の専門家のように話す必要はない。着る人の動きを聞いて、それを服に落とし込む。その仕事なら、説明できた。神崎が、背中の線を指した。「これをなくせば、生産しやすくなるのでは?」「そうすると、腕を前へ寄せたときに引っ張られます。今は残して、着用結果を見てから決めたいです」

  • 奥様、その姿勢は反則です   21話. スケッチブックの名前

    週が明けた月曜の午前10時。東京家庭裁判所の受付。理沙が、紗月の名前の入った厚いファイルを窓口へ提出した。【離婚、慰謝料、財産分与ならびに親権者・監護者の指定を求める訴え】受領書を受け取った紗月は、一番上の自分の名前を確かめた。書類を準備していたときとは違う。もう引き返すつもりはない。その実感が、指先まで伝わってきた。「紗月、受け付けてもらえたわ」理沙が笑顔で書類を渡した。「ホテルの資料と法人カードの伝票、デザインの記録も添えてある。財産分与は70%、花音ちゃんの親権と監護も、あなたが担うよう求めた。相手が何を言っても、資料で答えよう」「ありがとう。1人だったら、ここまで書類を持ってくることさえ難しかったと思う」紗月の目は、今までになく澄んでいた。雅人からは何十件もの着信と、卑屈な懇願、脅すメッセージが入り交じって届いていた。ためらわず、着信を拒否した。連絡は理沙を通して受ける。1人で電話を取り、揺さぶられることを、もう繰り返したくなかった。帰宅して、雅人が残した服と荷物を箱へ詰めた。花音の部屋には、明るいパステルカラーの寝具を置いた。娘が選んだ色だった。カーテンを開けると、その上へ日差しが長く伸びた。* * *午後2時。ルミナスのVVIPルーム。少し軽くなった体と、確かな気持ちで、紗月は怜司の前に立った。彼の鋭い目が、全身を確かめた。「もう、私が言う前にご自分で姿勢を直すんですね。入ってこられたときもそうでした。痛みはどうですか?」その言葉に、紗月は少し誇らしく笑った。「軽くなりました。緊張すると、まだ肩が上がりますけど。どうしたら緩められるのかも、少しわかってきました」「いいですね。今日から第3段階に進みましょう。重さより、まず動きを覚えます。つらいところがあれば、すぐに言ってください」デッドリフトとランジのエリアへ案内された。バーベルを握ると、怜司が背後から、腰

  • 奥様、その姿勢は反則です   20話. もう、誤解では済まない

    翌日午後3時。港区芝浦の、5つ星ブティックホテル22階。厚いカーペットの敷かれた最上階の廊下に、紗月と理沙、裁判所の執行官、証拠の記録を担当する調査員が並んだ。スイート2205号室の前。心臓がせわしく鳴り、胸の奥がひりついた。それでも紗月は歯を食いしばった。教わった呼吸で下腹を締め、背筋を伸ばす。体の中心が定まると、暴れていた感情が冷たく落ち着いていった。「執行官、開けてください」理沙の声を受け、ホテルの支配人がマスターキーをかざし、ドアを押した。電子音が鳴る。開いた室内から、濃いバニラの香水とシャンパンのにおいが流れ出した。寝室につながる応接スペース。雅人はバスローブ、沙耶は薄いシルクのスリップを着ていた。大きな木のテーブルに100ドル札の束と貴金属、他人名義の口座資料を広げ、海外へ逃げる段取りを相談していた。「……誰だ!」雅人が跳ねるように顔を上げ、ドアの前の紗月を見つけて凍りついた。「さ、紗月……?」沙耶は悲鳴を上げ、シーツで体を隠そうともがいた。「きゃあっ! 何なの! 誰よ、今すぐ出ていって!」調査員のカメラが、四方から光を放った。現金の束、偽造された書類、そして2人の密会。高解像度のレンズに、次々と記録されていく。理沙が証拠保全に関する決定書を、雅人の前へ示した。「一条雅人さん、白石沙耶さん。東京地方裁判所の決定に基づく証拠保全です。会社資金の隠匿と、不貞行為に関する現場の記録を行いました」雅人は紙のように白くなり、震えながら、這うように紗月へ近づいた。「紗月、これは誤解なんだ! 仕事で急に金が必要になって、沙耶に少し頼んで……!」どこまでも、見苦しい言い訳。自分の罪を隠すため、妻も娘も捨てて逃げようとしていた男の底が、見えていた。紗月は冷えた目で、夫の顔を見た。涙も同情も、湧かなかった。「黙って。また誤解なの?」低い声が、部屋を切った。「どこへお金を逃がしていたのか、これで記録に残ったわ。私の取り分も、花音の養育費も、最後まで請求する」「頼む、紗月……!」スカートをつかもうと手が伸びた。紗月はきっぱり一歩下がった。「この詐欺師! 全部責任を取るって言ったじゃない!」沙耶がアイスペールを雅人へ投げつけた。部屋は、互いに罵り合う修羅場へ変わった。床に散ったドル紙幣を拾おうとした沙耶は

  • 奥様、その姿勢は反則です   19話. 手放したくない仕事

    翌朝、高瀬文化財団の執務室。紗月は玲子と向かい合い、プレミアム・アートコンプレックスの統括ビジュアルディレクター就任契約に署名した。「橘ディレクター。戻ってきてくださって、うれしいわ」玲子が温かく手を差し出した。「信じてくださって、ありがとうございます。ご期待に応えられるデザインを、お見せします」プロとしての誇りと決意が、声に宿っていた。割り当てられた専用アトリエと新しいスケッチブックを前にすると、6年間抑えていた創作への熱が、胸の中で動き出した。指先から、新しいロゴの線とコバルトブルーのパレットが、迷わず生まれていく。生きている。1人の作り手として呼吸している。それを、体中で感じていた。* * *午後2時。南青山の自宅。昨日、雅人が荷物をまとめて出ていった家には、澄んだ静けさがあった。チャイムが鳴り、黒いノースリーブのトレーニングウェア姿の怜司が入ってきた。大きな体と森の香りが、リビングの空気まで入れ替えるようだった。「いらっしゃいませ、先生」「おめでとうございます。財団のディレクターに就任されたと、記事で拝見しました」静かな祝福に、紗月は少しはにかんだ。「先生のおかげです。体がまっすぐになったら、自分の居場所まで取り戻せました」「ご自身でなさったことです。ただ、本格的な制作が始まれば、長時間描いて、胸椎や肩甲骨がまた硬くなりやすくなります。今日は背骨を分節ごとに動かすことと、深い体幹の働きを、もう一段階進めましょう」リビングの中央に、マットとフォームローラーが置かれた。紗月はスポーツトップとレギンスで、ローラーに背骨を沿わせて横たわった。怜司が頭のそばへ来て、片膝をつく。その熱が、頭や首筋にまで降りてきた。「深く息を吸って、肋骨を立体的に広げてください」大きな手が、肋骨の両側と鎖骨の下を、細かく捉えた。息も脈も肌に触れそうなほど、距離が近い。温かい手が動くたび、背骨の節が心地よくほどけ、鋭い震えが全身へ広がった。「今度は吐きながら、お腹を締めて。胸骨を床へ、そっと沈めます」指が腹直筋と腹横筋を押さえた。「っ……」短い息が漏れた。深く静かな呼吸と体温に、隙間なく包まれる。夫の気配がなくなった家で、2人の間の緊張は、これまでよりひそやかで、強かった。怜司はトレーナーの線をきちんと守りながら、紗月

Bab Lainnya
Jelajahi dan baca novel bagus secara gratis
Akses gratis ke berbagai novel bagus di aplikasi GoodNovel. Unduh buku yang kamu suka dan baca di mana saja & kapan saja.
Baca buku gratis di Aplikasi
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status